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GX特区指定を目指して…山口県が専門チーム立ち上げ(山口県)



脱炭素社会の実現に向け、政府は規制緩和などを進める「戦略地域」を創設し、全国から公募する方針です。

山口県は、初めての特区指定を目指して専門チームを立ち上げ、意見を交わしました。

県の専門チームはグリーントランスフォーメーション=「GX戦略地域」の選定に向けたもので、山口フィナンシャルグループや投資会社で構成されています。

(村岡知事)
「GX戦略地域、併せて構造改革特区の規制緩和をセットで行う強力なスキームができると期待している。これは千載一遇のチャンス」

政府は脱炭素社会の実現や地方経済の活性化などにつなげようと、国家戦略特区制度、いわゆる特区と連携したGX戦略地域の創設を決め、今後、全国の自治体などから公募します。

コンビナートの空き地を活用した関連産業の誘致などが想定されていて、補助金や規制改革で後押しする方針です。

県はGX戦略地域の指定を目指す方針で、非公開で行われた意見交換では、専門チームの構成企業から指定に向けた提言が寄せられたということです。

GX戦略地域については、県議会の特別委員会でも報告されました。

(友広県議)
「色々な投資を呼び込むための規制緩和や新しい支援の必要性がある、まさに山口県の産業振興のために大変重要」

(森繁県議)
「今後様々な企業や行政とも連携しながら、しっかりと声を聴き、議会として(選定の)後押しができるよう最後には皆で笑える結果となるようがんばっていきたい」

県の担当者は、規制緩和など特区のメリットを期待する声が複数のコンビナート企業から上がっていることを紹介していました。


(08/27 20:46 山口放送)

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