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山口宇部空港の「特定利用空港」指定 山口県が受け入れを発表(山口県)



自衛隊が平時から円滑に利用できる「特定利用空港」について、県は、国から打診されていた山口宇部空港の指定を受け入れると発表しました。(7日)

特定利用空港は、自衛隊が平時から必要に応じて円滑に利用できるようにするもので、これまでに全国11の空港が指定されています。

指定されると、年に数回程度の自衛隊機による離発着訓練などが想定されています。

国は去年10月、山口宇部空港を対象として検討していることを県に説明。

県は宇部市や、空港に近い自治会でつくる協議会に説明し、協議会からは先月(7月)、「対象となることはやむを得ない」などと回答があったということです。

県は地元の理解が得られたなどとして、きょう(7日)午前、特定利用空港の指定を受け入れることを国に連絡しました。

合わせて、訓練計画を事前に説明することや、訓練を日没後に行わないことなど6項目を要請しています。

特定利用空港に指定されると、空港の設備が民間機の利用や自衛隊の活動にも役立つよう、国が整備を支援できることになっています。

県は今年度からすでに、国土交通省の補助事業を活用して滑走路の舗装の更新や照明のLED化に乗り出していて、今回の指定により、県はさらなる国の財政支援を期待したい考えです。

(08/07 11:03 山口放送)

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