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新たな担い手とのマッチングを!山口県に農業施設バンク「アグリレー」が開設(山口県)



農業従事者の平均年齢が全国で最も高い山口県で、農業の新たな担い手とのマッチングを図ります。

山口県内にある使われていない農業施設の情報が掲載されたサイトが15日から利用が始まりました。

サイトはその名もやまぐち農業施設バンク=「アグリレー」。

ビニールハウスを人の手から手へ、バトンのように繋いでいるロゴになっています。

県内の基幹的農業従事者は平均年齢が72.3歳と全国で最も高く、人数もここ10年で1万2000人も減っています

使われていない農業施設が増えるなか、その利活用の一環で開設されたのが「アグリレー」です。

サイトを通じて施設などを譲渡したい人は市や町へ相談。

その後行政やJAの関係者らが利活用が可能か調査し、認められればサイトに施設情報が掲載されます。

「居抜き」か「移設」かなどの条件も示せます。

現在は長門市の2つのハウスが登録されています。

一方、中古施設を継承できるのは新規就農予定者などに限られていて、行政やJAなどと面談ののちに、譲渡希望者との現地確認や契約に移ります。

施設の改修が必要であれば、費用の3分の1を県が負担します。

(やまぐち農林振興公社担い手・新事業支援部沖 敏雄部長)
「ここ2、3年でこうした資材(価格)がほぼ2倍に高騰しています。なかなか新規就農にむけた思いがあっても大きなハードルとなっています。初期投資の削減に繋がれば少しでもハードルが低く、山口県ならではの取り組みとして広く募れるのではないかなと思います。」

「アグリレー」は15日から利用が始まり、県などは今後、幅広く施設情報を掲載していきたいとしています。

(04/15 19:47 山口放送)

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