■米空母艦載機FCLP 岩国市に寄せられた苦情件数は757件に〜関連飛行は638回(山口県)
アメリカ軍岩国基地で今月17日から行われている陸上模擬着艦訓練=FCLP。住民生活への影響が懸念される中防衛省の幹部らも22日の夜間の訓練を視察しました。
22日午後7時ごろのアメリカ軍岩国基地、空母艦載機が次々と離陸し1分から1分30秒おきにタッチアンドゴーを繰り返しました。
陸上模擬着艦訓練=FCLPは空母艦載機のパイロットが陸上の滑走路を空母に見立てて離着陸を繰り返す訓練です。
アメリカ軍は、土日祝日を除く今月17日から26日まで岩国基地でFCLPを行うとしています。
訓練は昼間と夜間に3時間ずつ行われていてきのうは防衛省中国四国防衛局の深和岳人局長らも夜間の訓練状況を視察。
「住民生活への影響が少なくなるよう引き続きアメリカ軍に求めていく」と話しています。
市によりますと22日昼間の訓練は、アメリカ軍が通告した終了予定時間を24分オーバー。
夜間の訓練は開始時間と終了時間が予定より16分ずつ遅れ午後10時1分に終わりました。
22日1日でタッチアンドゴーなどFCLPによる飛行は147回確認され、これまで4日間の合計では638回となっています。
またこれまで市には期間中、757件の苦情が寄せられています。
なお祝日の23日は、訓練は行われない予定です。
(09/23 10:54 山口放送)
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