■【山口天気 夕刊9/3】台風がいきなり発生・そして西日本に接近へ…山口県もぐずつく天気で風も少々強まる(山口県)
●熱帯低気圧が間もなく台風に発達へ…あす4日(木)はいきなり西日本に接近
●4日(木)の県内は台風の外側の雨雲流入や やや強まる風・高まる波も
●台風は西〜東日本の太平洋側中心に大雨をもたらすおそれ
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きょう3日(水)の県内も厳しい暑さの一日でしたが、蒸し暑さが増すほど、午後は所々で急に雨雲が発達して、突然の強い雨や雷となった所もありました。一部、川や用水路などが増水したり水の流れが速くなっている可能性があります。周囲の状況には十分ご注意下さい。
また、「突然」と言えば、突然の台風にこれから注意が必要です。日本の南海上の熱帯低気圧が、やや早いペースで北上中。そして、あす4日(木)未明までには、台風に発達の見通しとなってきました。
日本のすぐそばで発生する台風は、あす4日(木)には早くも九州南部付近へ。その後、四国方面から、あさって5日(金)には近畿、さらに東海、関東方面へと進む予想です。山口県には、あさって5日(金)未明頃に最も台風が接近することになりそうです。
特に九州南部や四国方面は、あす4日(木)は台風の接近に伴い、いきなり、かなり雨がまとまるおそれがあります。山口県内に関しては、九州や四国の山が壁となることで、特別、警戒が必要な雰囲気ではありませんが、台風の外側の雨雲が県東部ほど少し流れ込んだり、引き続き天気不安定で所々にわか雨や雷雨に要注意。また、海上中心に風がやや強く、波も少々高くなる所がありそうです。
県内は要警戒モードまでにはならない見通しではあるものの、発生して、いきなり接近する台風の動向は気にかけながら、お過ごしください。
この台風は、あす4日(木)は九州南部から四国、その後、あさって5日(金)にかけて近畿、東海、関東方面へと太平洋側の各地で大雨をもたらし、東日本方面への交通機関に大きな影響を及ぼす心配もあります。出張など遠出の予定がある方は、交通情報などにも十分ご注意下さい。
あす4日(木)は県東部ほど台風の外側を取り巻く雲が早いうちからかかりやすく、午後を中心に雨も度々降りやすいでしょう。少々雨が強く、もしくは激しく降る所もあるかもしれません。天気がぐずつくので極端な猛暑はないものの、それでも最高気温は30度は軽く超える見込みです。
東寄りの風がやや強く吹き、海上では波がやや高くなるでしょう。
金曜日は日中からは再び真夏の空が戻り、猛暑日も復活。週末も夏空、猛暑、一部で夕立、という天気が続きそうです。来週は湿った空気や前線の影響を受けやすく、度々気まぐれな雨が降りやすい天気ですが、まだまだ身体に堪える蒸し暑さは続くでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)
(09/03 19:10 山口放送)
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