■【山口天気 夕刊7/24】まだまだ止まらない猛暑…あす25日(金)も「熱中症警戒アラート」 一方でトリプル台風の今後にも注意(山口県)
●あす25日(金)も県内に「熱中症警戒アラート」発表
●日本の南では台風が立て続けに発生 平年を上回る発生ペースに
●県内はまだ当分は夏空と猛暑の日々も 多少夕立も起こりやすくなる見込み
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うんざりする暑さが続く県内…きょう24日(木)の最高気温は、広瀬での36.7度を筆頭に、最高気温35度以上の猛暑日が続出!今年一番の暑さを更新した所もありました。
また、県のまとめでは、今月での熱中症とみられる救急搬送人数が300人目前となってきました。今年は異例の早い梅雨明けの影響もあると思われますが、熱中症の救急搬送も異例の早いペースで増加中です。毎日、繰り返しお伝えしているところですが、改めて気を引き締めて健康管理、熱中症対策の意識を高めて生活頂けたら、と思います。
日本付近は太平洋高気圧の勢力が相変わらず強い状況ですが、一方で日本の南では、現在、沖縄に接近中の台風7号、そして昨夜に台風8号、きょう24日(木)正午には台風9号、と続々と新たな台風が発生しました。
今年、台風1号の発生は遅かったのですが、今月、平年の倍のペースで台風が立て続けに発生して、一気に平年を上回る台風発生のペースとなってきました。
台風7号は、あす25日(金)にかけて沖縄の先島諸島の北を西寄りに進む予想。また、南シナ海の台風8号は今週末に沖縄近海へと進む予想です。どちらも週末のうちには勢力は衰えるとみられますが、沖縄では強い雨や高波が少々長く続くおそれがあります。
台風9号は、しばらく北上を続け、小笠原諸島で、来週初めにかけて雨や風の強まりに注意が必要です。
県内は太平洋高気圧が強いため、台風が近づくことはなく、まだまだギラギラ太陽が主役の夏空の日々が続きそうですが、多少熱帯から湿った空気も入り、局地的なにわか雨…夕立が起こりやすくもなりそうです。しかし、暑さを鎮めるほどの大きな天気の崩れは、まだ当分ありません。
あす25日(金)も、うんざりするほどのメラメラ太陽が主役の空が続きますが、午後は山間部でごく一部ながら、入道雲発達で夕立もあるかもしれません。体力を容赦なく奪う暑さも続きます…最高気温35度以上の猛暑日が続出するでしょう。
あす25日(金)も県内に「熱中症警戒アラート」が発表されました。とにかく暑さから身を守り、無理のない生活の心がけを、お願いします。
この先も当分、夏空と猛暑の日々ですが、多少湿った空気も流れ込み、週末以降、時折夕立のタイミングもやってくる、とみています。それでも猛暑を鎮めるほどの雨までは、なかなか期待できません。日々体調管理を最優先に考えた生活を続けることで、この夏の盛りを無事に乗り越えていきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)
(07/24 18:39 山口放送)
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