■マツダが約950億円投資し岩国市にEV用バッテリー組み立て工場建設へ 県が誘致した投資では過去最大規模(山口県)
自動車メーカー・マツダは、岩国市に新たに建設する電気自動車用バッテリーの組み立て工場について、投資規模がおよそ950億円になると公表しました。
県が誘致した投資では、過去最大規模となります。
マツダ岩国工場の建設協定調印式が県庁で開かれ、村岡知事、岩国市の福田市長、マツダの毛籠勝弘社長が署名を交わしました。
工場は岩国市・通津沖工業団地の旭化成建材の跡地=19万平方メートルの土地に建設されます。
パナソニックエナジーから供給されるリチウムイオン電池を組み立てるもので、電池は防府工場に運ばれ、マツダが新たに開発するEV=電気自動車に搭載されます。
マツダはきょう(4日)新たに、岩国工場の着工がことし11月であること、従業員の数はフル生産時でおよそ400人となること、そして投資規模がおよそ950億円となることを公表しました。
県が誘致した投資では、去年、協定が調印された日本ゼオンの新プラント=およそ700億円を上回り、過去最大となります。
(村岡知事)
「950億円、山口県では過去最大の投資を決めていただき、嬉しく思う。山口県は製造業が強み、この集積を進めていくうえで大変大きな投資」
(福田岩国市長)
「マツダ関連の企業が多く岩国に立地しているので、(自動車)電動化に向け新領域の仕事・取引が広がっていくのではと期待している」
(マツダ・毛籠勝弘社長)
「950億円の投資はマツダにとっても小さくない投資なので、技術の開発、生産、それが影響する地元の雇用に繋げていけるようしっかり取り組んでいきたい」
岩国工場は2027年度に稼働する予定で、マツダとしては防府第2工場以来、35年ぶりの国内工場の新設となります。
(09/04 16:52 山口放送)
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