■阿武川ダム完成50年 記念のドキュメンタリー上映 移転した住民も出席(山口県)
萩市川上地区の阿武川ダムが完成から今年で50年を迎え、萩市できのう(26日)記念式典が行われました。
阿武川ダムは、1975年3月に完成し、ことしは50周年の節目となっています。
萩市の川上公民館できのう阿武川ダム完成50周年を記念して式典と懇談会が開かれました。
式典では、ダム完成50周年を記念して萩市が制作したドキュメンタリーが上映されました。
このドキュメンタリーでは、山口放送が撮影したダム建設前の集落や、建設工事の映像が使われています。
阿武川の下流域は、たびたび洪水が発生し水害が起きていましたが、阿武川ダムが完成して以降は大きな水害は発生していないということです。
ドキュメンタリーにはダムの建設によって、移転を余儀なくされた住民の取材も含まれていて式典にはそのうちのひとりの男性も参列しました。
(移転を余儀なくされた住民)
「水没したということは非常に残念な、そういう気持ちはずっと変わらないと思います。ふるさとが奪われたようなかたちですから。」「自然を相手に山であろうと川であろうと、自然に恵まれて、育ってきたことは、今思えば非常に幸せだったと思います。」
この式典には、ダムの建設によって水没した地域で暮らしていたおよそ90人が出席しました。
(10/27 08:24 山口放送)
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