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萩市の市営住宅で家賃の誤徴収 過去10年間で過大徴収額は約190万円 過小徴収額は約436万円(山口県)



萩市は11日、市営住宅の家賃の算定に誤りがあり、一部の入居者から家賃を過大または過小に徴収していたと発表しました。

過大に徴収していた額は10年間で約190万円。

反対に本来徴収するべきであったものの、徴収していなかった額は10年間で約436万円に上っています。

萩市によると市営住宅の家賃は世帯の所得に応じて算出されていて、高齢者や障害者、子育て世帯などでは割り増し料が緩和されることになっているということです。

しかし、一部の世帯では割り増し料が緩和されておらず、過大に家賃が設定されていました。

反面、当初は割り増し料の緩和世帯だったものの、その後、子どもが小学校に入学するなどして該当しなくなった世帯について、引き続き過小な家賃を徴収していたケースもあったということです。

記録が残る過去10年間で過大に家賃を徴収していたのは14世帯(のべ27件)で総額は190万1540円でした。

過小に家賃を徴収していたのは7世帯(のべ16件)で総額は436万2440円でした。

萩市では過大徴収した世帯には謝罪するとともに、誤って徴収した金額に返還加算金を加えて返金を始めています。

過小に徴収した金額については市の事務処理ミスによるものとして、さかのぼって対象世帯に追加請求は行わず権利を放棄するとしています。

萩市の田中市長は「ご迷惑をおかけいたしましたことに対しまして、深くお詫び申し上げます。再発を防止するため、適正な事務の執行に対する職員の意識強化等を図ってまいります。」とのコメントを発表しています。

(04/11 13:03 山口放送)

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