■【山口天気 夕刊4/16】今季は過去3番目に多い飛散…長く辛かった花粉シーズンはほぼ終了へ あす17日(木)は所々「夏日」に(山口県)
●花粉シーズンはほぼ終了へ 今季の花粉飛散は過去3番目の多さに
●あす17日(木)は乾燥した晴天 昼間は所々「夏日」に
●金曜以降は少々小刻みな天気変化 週末は日曜に一時本降り
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4月も後半に突入です…きょう16日(水)は日中、ゴールデンウィーク並みの気温の所もあるなど、また季節は少々前のめり、という状況となってきましたが、その季節が前に進むとともに、長く辛かった花粉シーズンが終わりを迎えようとしています。
今年は2月の終わりから3月前半まではスギ花粉が度々、爆発的に飛散。そしてサクラの季節を迎えた3月下旬からはヒノキ花粉も大量に飛ぶ日がありましたが、今週に入り、そのヒノキ花粉も、だいぶ飛散は減ってきました。
なお、県医師会での大体30年ほどの観測の統計の中で、今シーズンはトータルで、スギ花粉もヒノキ花粉も過去3番目に多い年にもなっています。それだけ、過去最高レベルに近い、花粉症にとっては辛いシーズンでもありました。
そんな辛いシーズンも、ようやく出口へ…まだ、あと数日ほどは少し飛ぶ可能性はあるものの、この先、もう極端に飛散量が多くなる心配はなく、2か月以上にも及んだスギ、ヒノキの花粉シーズンは、ようやく終息、ということになってくる見込みです。
ただ、花粉の心配は少なくなっても、この先も晴れる日は鼻やのどの粘膜が乾燥することで,
花粉症に似た症状が出る心配はあります。目先、あす17日(木)も乾燥した晴天が見込まれています。
そして黄砂のシーズンはまだ続き、目先のところでは今週末の土曜日あたりで少し薄い黄砂が飛来する可能性もあって、ここでアレルギー症状が出やすくなるおそれもあります。
日々の気象情報などには十分気を付けながら、引き続き健康にお過ごし頂けたら、と思います。
あす17日(木)も午前中はほぼ快晴。午後は少し薄雲がかかりますが、雨の心配はなく、むしろ空気の乾燥した状態が続きます。
朝の気温は10度前後の所が多く、日中の気温は25度以上の「夏日」の所も続々出てくる予想で、昼間は少し汗ばむ暑さとなりそうです。
花粉のシーズンと入れ替わりに、これからは紫外線に要注意の季節。あす17日(木)はしっかり晴れるぶん、うっかり日焼けには要注意です。
金曜日以降は、少々小刻みな天気変化に…金曜日は晴れ間もありますが、やや雲も出やすく、内陸部などで一部にわか雨も。
週末は低気圧や前線の接近で、土曜日夜から天気下り坂で、日曜日は一時本降りの雨。そして来週も中頃は天気がぐずつきそうです。
気温は天気により少々変動はありますが、おおむね平年より少し高めとなり、春の終わり〜初夏の暖かさが続くでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)
(04/16 19:10 山口放送)
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