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米軍ミサイルシステム「タイフォン」の岩国基地への展開に反対を 市民団体が岩国市に要請(山口県)



今月11日から行われる日米の共同訓練でアメリカ軍のミサイルシステム「タイフォン」が岩国基地に展開されることについて基地機能強化に反対する住民団体が反対の立場を表明するよう市に申し入れました。

申し入れをしたのは住民団体=瀬戸内ネットです。

防衛省は先月、今月11日から行われる日米の共同訓練=「レゾリュートドラゴン」でアメリカ軍の最新のミサイルシステム=タイフォンが岩国基地に展開し訓練を行うと説明しています。

防衛省の説明などによりますとタイフォンは迎撃ミサイルや巡航ミサイルを発射できる長距離ミサイルシステムです。

訓練では実弾射撃は行わず終了後は撤収するとしていますが瀬戸内ネットでは今後も有事の際に岩国基地に展開され攻撃目標になりうるとして市に反対の立場を表明するよう求めました。

市の担当者は「やむを得ない」とした市長の発言を撤回する考えはないと答えました。

(瀬戸内ネット 久米慶典共同代表)
「どう逆立ちしてもロシアや中国の主要都市を攻撃することができるシステム。軍拡の渦中に市民を入れることはもってのほか」

岩国基地へのタイフォンの展開については別の「住民投票を力にする会」も中止を求めるよう市に要請しています。

(09/02 19:45 山口放送)

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