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女子生徒の尻を触った罪 元教頭に罰金10万円の有罪判決 山口地裁岩国支部(山口県)



去年11月、勤務する高校で女子生徒の尻を触ったとして暴行の罪に問われていた教員の男に山口地裁岩国支部はきょう罰金10万円の有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは岩国市の教員の男(55)です。

判決によりますと被告は去年11月教頭として勤めていた岩国市内の県立高校の校舎内で女子生徒の尻を服の上から両手で触りました。

被告はこれまでの裁判で「故意ではなかった」などと無罪を主張していました。

きょうの判決公判で山口地裁岩国支部の佐野東吾裁判官は「両手の手のひらがお尻にぴったりくっつく形で、下から持ち上げられるように触ってきた」という被害者と目撃者の証言が一致していて不自然な点はなく故意に被害者の尻を触ったものと認められると指摘。

指導教育に責任のある立場でありながら生徒に対して犯行に及んだもので厳しい非難に値するとして罰金10万円の有罪判決を言い渡しました。

検察側の求刑は罰金10万円でした。

被告はことし3月から起訴休職中で県教育委員会は「判決内容を精査し、被告が控訴するかどうかを含めて処分について検討する」とコメントしています。

(10/28 19:39 山口放送)

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