■傷つけあわないように…養殖トラフグの稚魚の「歯切り」〜下松・栽培漁業センター〜(山口県)
トラフグの養殖が行われている下松市の笠戸島で29日、稚魚同士が傷つけあわないよう歯の一部を切る「歯切り」が行われました。
下松市笠戸島の栽培漁業センターではトラフグおよそ5200匹が養殖されています。
29日は、このうちおよそ4000匹の稚魚の「歯切り」が行われました。
「歯切り」は稚魚が尾びれを噛み合うことで傷ができ感染症になるのを防ごうと行われているものです。
作業に多くの時間をかけるとフグにダメージを与えてしまうため正確かつスピーディーな技術がもとめられます。
(下松市栽培漁業センター 小酒井 優弥さん)
「フグの唇とかを切らないようにあまり傷をつけずに歯だけを切ることを注意してやってます」
(下松市栽培漁業センター 岡本考弘さん)
「養殖のフグや放流のフグが入ってきたタイミングでまとめていっぺんに歯切を行っています。」「例年どおりおいしいフグを出荷できればいいなと思ってます」
稚魚は生後およそ4か月で体長9.3センチ体重16グラムほど。
来年の秋には1.5キログラム程度にまで成長するということです。
(05/30 17:58 山口放送)
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