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シジミ産地偽装 被告の控訴棄却 下関市の水産会社と取締役の男の控訴審(山口県)



外国産のシジミを青森県産と偽り販売した罪で有罪判決を受けた下関市の会社と取締役の男の控訴審で広島高等裁判所は9日、控訴を棄却しました。

不正競争防止法違反の罪に問われているのは下関市の水産会社とこの会社の46歳の取締役の男です。

会社と取締役の男は2019年12月、外国産のシジミを詰めたネットに「青森県産シジミ」と記載されたラベルを入れ、およそ20キロ分を千葉県の業者に販売しました。

一審の山口地裁は会社に罰金40万円、取締役の男に懲役10か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡し、被告側は「外国産であることの認識はなかった」などとし控訴していました。

9日の判決言い渡しで広島高裁の畑山靖裁判長は「当時、会社が取り扱っていたのはロシア産のしじみのみであったと認識していたのであるから、本件のしじみが外国産であることの認識があったことは明らか」とし、被告側の控訴を棄却しました。

(09/09 19:29 山口放送)

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