■岩国基地で実施の陸上模擬着艦訓練=FCLP 9月17日からの4日間で市に寄せられた苦情は568件(山口県)
9月17日からアメリカ軍岩国基地で始まった空母艦載機部隊の陸上模擬着艦訓練=FCLP。
訓練開始からの4日間で市に寄せられた苦情は568件にのぼっています。
陸上模擬着艦訓練=FCLPは空母艦載機のパイロットが陸上の滑走路を空母に見立てて離着陸を繰り返す訓練です。
アメリカ軍は、土日祝日を除く今月17日から26日まで岩国基地でFCLPを行うとしていて、22日午後1時半ごろ、3日ぶりに訓練が始まりました。
22日、日中までの4日間でタッチアンドゴーなどのFCLPによる飛行は592回で市にはこれまで568件の苦情が寄せられています。
騒音の最大値は9月19日の午後9時7分に尾津の観測地点で記録した98.7デシベルでした。
2010年から空母艦載機の移駐や愛宕山への米軍住宅の建設反対を訴え月に3回の座り込みを続けてきた愛宕山を守る会。
21日は、訓練の様子や騒音の状況などを報告しあっていました。
会の代表を務める岡村寛さん。
「FCLPを容認しない」という地元の意向を置き去りにしアメリカ軍の都合を優先させる国の姿勢に憤りを感じています。
(愛宕山を守る会 岡村 寛代表)
「唯々諾々と米軍の言いなりになっているのが無性に腹が立ってしょうがない。いつこれが変わるんだろう。国家としてのプライドはどこにあるんだという強い思いもある」
22日昼間の訓練は午後5時前に終わりました。
(09/22 19:39 山口放送)
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