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災害時に学校施設の一部を警察の代替施設に 下関警察署と梅光学院が協定締結(山口県)



下関警察署は大規模な災害による被害で庁舎が使えなくなった際に近くの高台にある梅光学院中学校・高校の施設を使うことができるよう学校と協定を締結しました。

協定締結式では下関署の錨敏之署長と梅光学院の樋口紀子理事長が協定書に署名しました。

協定では地震や津波などの大規模災害によって下関警察署が被害を受けた際に梅光学院中学校・高校の施設の一部を代替施設として使うことができるとしています。

具体的には学校のグラウンドに車両を退避させることや体育館などを災害警備活動の拠点とすることを想定しているということです。

下関署は海抜およそ3メートルで1999年には高潮で地下が浸水しました。

一方、梅光学院中学校・高校は海抜46メートル下関署から距離およそ700メートルの高台にあります。

(下関警察署 稲田知太郎警備官)
「警察署機能は万が一の場合であっても機能が落ちることはあってはならない警察力の維持という面で役立つ協定と確信している」

(梅光学院中学・高校重村雄太教頭)
「地域貢献のためにできることは常にしたいと思っていたのですぐに協力できればと手を挙げた」

県警によりますと災害時に備えて警察署が他の施設を使えるように協定を結んだのは下関署が10署目ということです。

(09/24 11:57 山口放送)

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