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固形がんにも有効な次世代の「PRIME CAR-T」の実用化に向けて県と宇部市が山口大教授の創薬ベンチャーを支援(山口県)



新たながん治療法の実用化を目指すベンチャー企業が県や宇部市の支援を受けプロジェクトを進めていくことになりました。

県と宇部市から支援を受けるのは創薬バイオベンチャー企業「ノイルイミューン・バイオテック」と山口大学です。

ノイルイミューン社の社長で山口大学大学院教授の玉田耕治さんは、がんの治療法の一種「CAR-T細胞療法」の研究を続けてきました。
CAR-T細胞療法はこれまで、白血病など「血液がん」に対する治療だけが実用化されていましたが、玉田社長は、乳がん・大腸がんなどの「固形がん」にも有効な次世代の「PRIME CAR-T」の技術を開発中で、世界初の実用化に期待が寄せられています。

今年度からは県と宇部市の補助金があわせて年間4500万円助成されることになり治療法の研究や関連産業の広域連携拠点の構築に使われるということです。

(ノイルイミューン・バイオテック玉田耕治社長)
「我々の技術は我々以外のかたにも使っていただけるような技術」
「県や宇部市からの支援を頂いてこのプロジェクトを進めていくことで世界中に広げていくことができる」

玉田社長は、PRIME CAR-T技術による世界初の固形がん治療を早ければ5年〜7年後には実用化したいとしています。

(07/24 11:56 山口放送)

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