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【上関町議会】議員定数削減(10人→8人)の請願は不採択に(山口・上関町)(山口県)



原発や使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設計画を抱える上関町の町議会9月定例会が19日、閉会しました。最終日は、議員定数の削減を巡り、議論が交わされました。

最終日を迎えた上関町議会9月定例会。8月に提出された来年の町議会議員選挙で議員定数を削減するよう求める請願について議論が交わされました。

請願は、前回の町議会議員選挙が無投票だったことなどを理由に、原発に反対する住民団体から提出されたもので定数を10から8に削減するよう求めています。現在の議員構成は原発推進派議員が7人、反対派議員が3人となっています。

請願は議会運営委員会に付託され不採択となっていましたがこの結果をめぐり、討論が行われました。

(清水康博 議員)
「委員会でも質問をしない議員一般質問をしない議員というのもいるというのも事実としてある。それが住民の不満にもつながっているのではないかと」

(古泉直紀議員)
「原子力発電所、中間貯蔵施設といった大きな問題を抱えるなどの町固有の事案がある中で町民の声を丁寧に吸い上げて行政に議会が伝えるにはやはり現行の10人の議員が必要」

採決の結果、賛成多数で議会運営委員会の結論通り、請願は不採択となりました。
上関町議会9月定例会ではこのほか原発関連の国の交付金7800万円を含むおよそ2億3000万円の一般会計補正予算案が可決されています。

(09/19 19:44 山口放送)

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