■ふるさと納税で民間所有の文化財保護 山口市が来月からスタート(山口県)
山口市の文化財の保存・修理にかかる費用負担を「ふるさと納税」によって支援する仕組みが、来月(10月)から県内で初めて始まります。
民間が所有する文化財の保存・修理に対しては国、県、市の補助制度により所有者に支援が行われていますが山口市では新たに「ふるさと納税」の寄付金によって所有者の負担を軽減しようという仕組みがことし10月から始まります。
寄付額のうち、50%が所有者への補助に使われます。
残り30%は、市が実施する文化財保護施策に、20%は事務費に充てられます。
10月から納税の受け入れを開始する予定で、今年度対象となる文化財は「瑠璃光寺五重塔」と「常栄寺庭園」です。
文化財の保存・修理には多額の費用が必要ですがここ数年、自然災害の頻発や人口減少などを理由に寄付金が減少していて所有者にはこれまで以上に大きな負担となっているということです。
ふるさと納税の寄付金が文化財所有者の支援に直接使われる仕組みは県内初です。
(09/03 11:59 山口放送)
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