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英国の伝統的な保存食「くるみのピクルス」を商品化〜山口・阿東産のクルミ使い(山口県)



長州ファイブが留学中に口にしたかもしれない?

そんな英国の伝統的な保存食を下関市の食品会社が、山口市阿東産のクルミを使って国内で始めて商品化しました。

下関市の大和食品が開発した「くるみのピクルス」です。

英国で18世紀から親しまれてきた保存食「ピクルド・ウォールナッツ」を国内で初めて商品化したもので、幕末期に英国留学した伊藤博文ら「長州ファイブ」と縁がある旧下関英国領事館で、きょう商品発表会が行われました。

会場には英国式アフタヌーンティーのテーブルが用意され、梅光学院大学の学生が「くるみのピクルス」を試食しました。

(学生は)
「後味はおいしくて子どもでも食べられるおいしさだと思う(食感は)ちょっと固めで中はやわらかめなので食べやすい」

この商品には、山口市で生産されたクルミが使われています。

山口市阿東の嘉年地区では、地域の特産品づくりと景観保持を目的に2018年からクルミの栽培に取り組んでいて、ことしの6月に収穫した青い実が、 ピクルスの素材となっています。

(阿東嘉年地域づくり協議会 佐々木繁会長)
「夢を植えよう!クルミを植えよう! という合言葉でやってきた商品化できるという話になって大変喜んでいる」

(大和食品 本保圭一郎社長)
「なかなが青いクルミを見ることがないと思う体にいい栄養素がたくさん含まれているそれを食べる発想は日本にはなかったイギリスまで文献を遡って、レシピ化して世に出すことができた」

この商品は、10月から旧下関英国領事館のショップと大和食品の販売サイトで試験販売が始まり、下関市のふるさと納税の返礼品にも採用されるということです。

(09/08 19:44 山口放送)

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