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「いつ来ても安いお米の品ぞろえをしておきたい」丸久、アルクを展開するリテールパートナーズも備蓄米の随意契約に申し込み(山口県)



深刻なコメ不足に対応しようと政府が放出する「備蓄米」…。

その販売に向けた随意契約にアルクなどのスーパーを展開する防府市のリテールパートナーズも手をあげました。
5キロ2000円程度で店頭に並べたいとしています。

マルキュウ、アルクなどのスーパーを展開する防府市のリテールパートナーズ。

農林水産省がおととい(26日)から受付を始めた備蓄米販売の随意契約にきのう(27日)申し込みました。

申請したのは古古米となる2022年産のコメ、1000トンです。

(丸久 内藤 幸宏執行役員)
「(これまでは)我々が発注した数量も満量入らないというような状態で非常にお客様に商品供給という面で迷惑をかけておりましたので、いつ来ても安いお米の品ぞろえをしておきたいという思いで申請させていただいた」

政府は今回、2021年産の米10万トン、2022年産の米20万トンについて、

年間1万トン以上の米を取り扱う「大手小売業者」を対象に随意契約の申請を受け付けました。

(小泉農水相)
「2022年産米の上限20万トンに到達する見込みになってきた。一旦、随意契約の現時点の大手小売り対象のものは休止」

申し込みはおよそ70社からあり、一部の事業者では来月(6月)初旬から販売が始まります。

売渡価格は60キロ1万円あまり。リテールパートナーズでは5キロ税抜2000円程度での販売を目指したいとしています。

こちらの店舗ではこしひかりやひとめぼれなどの銘柄米は5キロ4000円台後半で販売されていて、すでに流通している備蓄米に加え、台湾産のお米も販売されていますが、5キロ2000円は目を引く安さです。


(丸久 内藤 幸宏執行役員)
「お米自体も古いお米になりますのでそこをお客様が安いけど‥どうだろう‥というところでお客様が集中するかどうかはクエスチョン。工夫をしながら極力品質を落とさないように調整しているところです」

備蓄米は「玄米」で届き、山口市内の業者で精米。

来月から8月にかけてひと月あたりおよそ300トンずつ販売し、県内外の90店舗に並ぶ予定です。

おいしく食べてもらうため精米度合いを通常より高くするほか、少しでも早く届けるためにコメ袋のデザインは最低限にするということです。

(05/28 19:33 山口放送)

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