■【米軍岩国基地】FCLP夜の離着陸訓練を視察した岩国市長は「大きな憤りを禁じ得ない」(山口県)
アメリカ軍岩国基地でおとといから始まった空母艦載機の陸上模擬着艦訓練=FCLP。
昨夜、夜間の訓練を視察した岩国市の福田市長は「大きな憤りを禁じ得ない」と改めてFCLPの実施を認めない姿勢を強調しました。
FCLPは空母艦載機のパイロットが陸上の滑走路を空母に見立てて離着陸を繰り返す訓練で激しい騒音をともなうことから通常、小笠原諸島の硫黄島で行われています。
しかし防衛省は今月12日、硫黄島が火山の噴火の影響で使用できずアメリカ軍が岩国基地での実施を希望していると岩国市に通告。
市は「岩国基地でのFCLP実施は容認できない」とのスタンスですが地元の意向に反しアメリカ軍は17日訓練を始めました。
昨夜、岩国市の福田市長が夜間の訓練を視察しました。
(福田良彦市長)
「FCLP自体を岩国基地で行わないよう強く要請したにも関わらず、FCLPが岩国基地で実施されたことは誠で遺憾であると同時に大きな憤りを禁じ得ない。状況を精査し分析しながら国に言うべきことは言っていきたい」
福田市長は昼間の訓練が2日連続で通告時間を超えて行われたことについても国に抗議したいとしています。
19日は、村岡知事も岩国基地周辺で訓練の様子を視察する予定です。
(09/19 12:24 山口放送)
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