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【山口天気 夕刊7/25】来週もアラート級の猛暑の日々 県内は台風よりも暑さに注意を!(山口県)



●去年に匹敵するくらい、熱中症の救急搬送者が増加中
●県内は台風より、暑さに注意。来週もアラート級の猛暑が続くおそれ

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今週に入り、まさに第二の梅雨明け。夏空が広がり、厳しい猛暑が続いています。

きょう25日(金)も県内では山口市や下松など、広く猛暑日を観測。
さらに萩や油谷では、7月の観測史上1位の気温を観測し、身体に堪える暑さとなりました。



また県のまとめによると、きょう25日(金)の夕方までで、今月の熱中症とみられる救急搬送人数が300人を超えてきました。


これは7月から熱中症と見られる症状で救急搬送された人の累積データです。

県内では今年6月下旬に異例の梅雨明けをしたこともあり、7月の前半は過去最も早いペースで熱中症の救急搬送者が急増しました。
去年はこの時期から救急搬送者が増えてきていますが、今年も記録的な猛暑だった去年に匹敵するくらい、熱中症の救急搬送者が増えつつある状況です。

今年はこれ以上右肩上がりにならないよう、周りの人にも声を掛けながら、熱中症にならない心構えをしっかりと高めていただければと思います。



一方、現在日本の南には台風が2つ存在しています。
台風9号は今後北上を続け、小笠原諸島では来週の初めごろ雨や風の勢いに注意が必要です。

また台風8号に関しては、この週末のうちに衰弱しますが、湿った空気の流れ込みで九州南部では、あす26日(土)にかけて線状降水帯予測情報が発表されています。
ただ日本付近は引き続き、太平洋高気圧が強く張り出していて、どの台風も県内へ接近する心配はありません。

来週も県内は真夏の空模様が続きますが、台風からの湿った空気が多少流れ込むことで、午後は連日、夕立に注意が必要です。


あす26日(土)も県内は高気圧にしっかり覆われて、朝から強烈な日ざしが届く予想です。
大きな天気の崩れはありませんが、山間部では午後からの夕立にご注意下さい。

日中の最高気温もところどころで35度を超えて、体力を消耗する猛烈な暑さとなると見込んでいます。引き続き入念な熱中症対策を行っていきましょう。



来週も夏空と猛暑の日々。また湿った空気の流れ込みにより、限定的な夕立の心配があります。午後からの急な空模様の変化に注意をしましょう。
うんざりするような暑さが続きますが、食事と睡眠をしっかり取って、暑さに負けない身体を作っていきましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)

(07/25 19:30 山口放送)

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