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岩国市長「訓練時間をさらに説明より長くしたことに憤りを覚える」米軍岩国基地のFCLP(山口県)



アメリカ軍岩国基地でおとといから始まった空母艦載機の陸上模擬着艦訓練=FCLP。昨夜、夜間の訓練を視察した岩国市の福田市長は「大きな憤りを禁じ得ない」と改めてFCLPの実施を認めない姿勢を強調しました。

17日から始まったFCLP。
2日目の夜も午後6時33分から午後9時までの2時間半にわたって訓練が行われ基地周辺に轟音が響き渡りました。

昨夜は岩国市の福田市長が夜間の訓練を視察。「FCLPの実施を容認しない」という地元の姿勢を無視する形で始まった訓練に不快感を示しました。

(福田良彦 市長)
「FCLP自体を岩国基地で行わないよう強く要請したにも関わらず、FCLPが岩国基地で実施されたことは誠で遺憾であると同時に大きな憤りを禁じ得ない。状況を精査し分析しながら国に言うべきことは言っていきたい」

市によりますと、17日と18日の2日間でタッチアンドゴーなどのFCLPによる飛行は349回で、市に寄せられた苦情は初日が90件、2日目は186件で合わせて276件にのぼっています。

また、昼間の訓練は2日連続で通告時間を超えて行われていてきのうは午後4時半の予定時間をおよそ1時間オーバーしました。

(福田良彦 市長)
「まずこの訓練自体を認めていないわけなので、その中で訓練時間をさらに説明より長くしたことに憤りを覚える」

この2日間で最も大きな騒音は、18日午後4時23分に尾津の観測地点で記録した92.7dBです。

(09/19 19:39 山口放送)

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