■豪雨で被災のJR山陰線 9月27日に滝部・人丸駅間運転再開で全線開通へ 試運転の様子が公開される(山口県)
2023年夏の豪雨災害で被災し運休となっていたJR山陰線の滝部・人丸駅間の運転が9月27日に再開されます。
このうち特に被害が大きかった下関市豊北町の粟野川橋梁の復旧工事が完了しJR西日本は5日、列車の試運転の様子を報道陣に公開しました。
(高橋アナウンサー)
「復旧作業が完了した粟野川橋梁です橋のたもとには作業で使われた重機クレーンが置かれています2年前の豪雨災害では奥から3番目の橋脚が傾きましたその箇所が白い橋脚濃いグレーの橋桁に付替えられ新しくなっています」
下関市豊北町の粟野川橋梁は2023年夏の大雨により橋脚が傾くなどの被害を受け去年6月から復旧工事が進められていました。
工事はことし8月末完了。
5日午後2時前復旧工事を終えた橋梁を試運転列車が通過しました。
( 高橋アナウンサー)
「長門市方面から試運転列車がゆっくり走ってきました粟野川橋梁を列車が渡るのはおよそ2年2か月ぶり運転席まわりには多くの職員が乗り込んで運転再開に向けた確認作業をしています」
2023年夏の大雨で、JR山陰線は粟野川橋梁をはじめ長門市駅から小串駅間の69か所で被害を受けていて復旧にかかった費用は10億円以上にのぼるということです。
試運転では橋桁のたわみや橋桁と橋脚の接合部分の沈み具合を確認しました。
運転再開に向けて今後も試運転を続けて信号機・踏切の動作や運転操作などを確認するということです。
(JR西日本 山口土木技術センター 西田幹嗣所長)
「27日の運転再開に向けてこれから試運転列車も走りますみなさんを9月27日に安全にお迎えできるようにJR西日本グループ全体で全力で取り組んでいく」
JR山陰線の滝部・人丸間21.6キロは今月27日に運転再開を予定しています。
これで山陰線は2年3か月ぶりに全線再開することになります。
(09/05 18:50 山口放送)
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