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市有林での1400本の無断伐採… 1270万円の損害賠償を求めていた長門市は400万円で和解へ(山口県)



長門市の江原市長は定例会見で、市が保有するスギ林を許可なく伐採し、木を売却したなどとして関係者を相手取り1270万円あまりの損害賠償を求めていた裁判で、裁判所が示した400万円での和解案を受け入れると発表しました。

長門市の江原市長は6日の会見で、「市有林無断伐採に対する損害賠償請求事件について、裁判所からの和解案を受け入れる考えに至った」と述べ、市議会6月定例会に和解とその他の権利の放棄に関する議案を提出すると発表しました。

長門市は、2015年8月から11月にかけ三隅上地区にある市有林のスギの木およそ2ヘクタール1400本ほどが市の許可なく伐採され売却されたとして、関係者7人に対し合わせて1270万円あまりの支払いを求め、2022年7月14日付で山口地方裁判所に提訴していました。

裁判はことし4月14日までの間に22回開かれ、このほど山口地裁から和解案が提示されたということです。

長門市に支払われる和解金額はあわせて400万円で、被告7人のうち6人に支払い義務があるとしています。

和解金額が請求額に及んでいないことについて江原市長は、「提訴した当時に考え得る最大の金額をもって請求したが、最終的に、提示された和解金額を超えることは難しいと判断した」としています。

市議会6月定例会は6月13日開会します。

(06/06 18:57 山口放送)

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