■【山口天気 夕刊4/21】春〜初夏は「濃霧」に注意 あす22日(火)は天気下り坂…夜ほど激しい雨のため 早めの帰宅の心掛け等を(山口県)
●春〜初夏は「濃霧」の季節 激レア現象「白虹」出現も
●あす22日(火)は天気下り坂 夜ほど一時激しい雨も
●水曜日の朝まで激しい雨に注意 木曜から晴天戻り 今週末は行楽日和続く
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週末から、県内では度々「濃霧注意報」が発表されていました。そして、KRY投稿BOXには、霧が広がった様子のリポートも、多数、頂きました。
これらの霧は、海の上に広がっていたのが特徴の1つでもあります。海の上に広がる、この霧は湿気を多く含んだ暖かな空気が冷たい海の上に流れ込み、空気が冷やされて発生した「移流霧(いりゅうぎり)」とよばれるもので、春から初夏の空気が暖まる中で海が冬の名残でまだ少し冷たい時に発生しやすく、特に風がよどみやすい瀬戸内では、梅雨の頃にかけて要注意の霧です。
一方で、この霧に朝日が当たって白い虹が現れた、という報告も。
「しろにじ」「はっこう」と呼ばれる現象で、普通、太陽の光が雨粒で反射して七色の虹が出来るところ、光が霧など細かい水滴で反射して七色の光が混ざり合って白いアーチが出来る現象です。
なかなか簡単にお目にかかれない貴重な自然現象ですが、霧が発生する時は、この現象にも注目して、風景を眺めてみてはいかがでしょうか。
きょう21日(月)の夕方になり、県内には再び「濃霧注意報」が発表されており、今夜〜あす22日(火)午前も濃霧が発生する可能性があります。船舶や車の運転など、十分ご注意下さい。
また、きょう21日(月)は日中、よく晴れましたが、その晴天をもたらした高気圧は足早に東に離れつつあり、代わって西から低気圧や前線が接近してきます。
あす22日(火)は天気下り坂で、昼を過ぎる頃から次第に雨が降り出してきそうです。そして低気圧が近づく夜ほど、少々雨が激しく降ったり、風も強まる心配があります。
出来れば雨が激しくなる前に、早めの帰宅なども心掛けて頂ければ、と思います。
あす22日(火)は時間とともに雲が厚みを増し、午後は雨が降り出し、夜ほど一時激しい雨のおそれもあります。お出かけには雨傘を持ち歩くとともに、出来るだけ雨が激しくなる前に、家に帰るなどの心掛けで過ごしましょう。日中の気温は20度台の所が多くなりますが、雨が降り出すと、少し空気はヒンヤリしてきます。
水曜日も朝までは一時激しい雨に注意。また、昼頃までは弱い雨が残りそうです。木曜日は晴天が戻り、そのまま今週末の大型連休スタートの土日も、行楽日和に恵まれそうです。この先、昼間は初夏らしい、すがすがしい陽気の日が多く、極端な暑さまではなさそうですが、一方で朝晩は若干冷え込みが強まる日もあるでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)
(04/21 19:11 山口放送)
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