■下水道「全国特別重点調査」山口県は約28kmが対象・埼玉県の道路陥没事故に伴う調査(山口県)
1月に埼玉県で発生した道路の陥没事故に伴い全国で下水道の調査が進められています。特に優先度が高い「全国特別重点調査」は、山口県内では、約28kmが対象となります。
これは国土交通省・中国地方整備局との意見交換の場で、県が見通しを示したものです。
今年1月に埼玉県八潮市で発生した道路の陥没事故は、地下の下水道管の破損が原因とみられています。国は同様の事故を防ぐため、下水道管の「全国特別重点調査」を決定し、各都道府県に調査を依頼しました。
対象となるのは、内径2m以上かつ1994年以前に設置・改築された下水道管で、県内では、県と9市1町が管理するおよそ28kmが該当します。そのうち、構造的に腐食しやすいなど緊急度が高い「優先実施」には下松市と宇部市の約900mが該当し、なるべく早い段階で自治体が調査するということです。
(村岡知事)
「インフラの老朽化はこれからますます問題として顕在化してくる恐れがある。国から技術・財政面の支援もいただきながら対策を着実に進めていきたい」
県内で約28kmが該当する「全国特別重点調査」の地点についても、1年以内をめどに調査を実施する予定です。
(06/06 11:53 山口放送)
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