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【山口天気 夕刊10/27】今週この先は「放射冷却」強まる…朝の底冷えに要注意の日々 山間部は早霜も(山口県)



●今週この先はしばらくは晴天
●朝は放射冷却による底冷え強まる 山間部は早霜要注意の所も
●金曜日に天気がぐずつくが 11月初めの3連休は後半ほど天気回復
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週末のぐずついた天気をもたらした低気圧や前線が東に離れるとともに、きょう27日(月)は西に高気圧、東に低気圧…等圧線が縦じま模様に並ぶ「西高東低」=冬型気圧配置となってきました。このため県内は、晴れ間が出ても風が少々冷たい状態が続きました。



今後は大陸の高気圧が緩やかに西日本を覆ってくる見込みで、しばらく空模様は安定した晴天となる見込み。また、風も徐々に弱まってきそうです。



ただし、夜中からよく晴れて風が弱いと、地面の熱がどんどん上空に逃げる、放射冷却の影響が強まります。あす28日(火)、あさって29日(水)、さらに30日(木)と朝は底冷えがグッと強まり、今シーズン一番の冷え込みも続出へ…最低気温1桁となる所が、市街地も含めて続出しそうです。
昼間との寒暖差も大きいので、この激しい気温変化に合わせた服装での調節などの心がけが必要になってきます。



また、特に山間部ほど水〜木曜日の朝は、農作物は早霜への注意も必要なほどの冷え込みにもなりそうです。
その早霜対策も進めておいたり、寒さに弱い観葉植物は夜は室内に入れるなどの心がけも、行っておくのが良いと思います。



あす28日(火)は、朝早い時間は雲が目立つ所もありますが、日中は次第に日ざしタップリの空模様。午後は、ほぼ快晴のところもありそうです。
朝は山間部中心に最低気温1桁に。日中の気温は15〜18度くらいに止まる所が多い予想で、昼間も日ざしのわりには空気はヒンヤリ…羽織る上着などが活躍します。



水曜日、木曜日と、いっそう朝の冷え込みが強まりそうです。山間部では霜が降りるほど冷え込む所もあるため、農作物の管理など十分ご注意下さい。
天気は周期的に変化し、次は金曜日に低気圧や前線の影響でぐずつき、今週末からの3連休は後半ほど天気回復の見込みですが、この連休後半も北風が吹いて、再び空気の冷たさが増してくる、と見込んでいます。

度々の冷え込みにより、11月に入ると山間部から紅葉も順調に進んでいきそうです。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)


(10/27 18:29 山口放送)

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