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【山口天気 夕刊9/8】季節は「秋雨」へ…今週は天気不安定の日々続く しかし厳しい蒸し暑さはおさまらず(山口県)



●天気の主役が「秋雨前線」に
●今週は前線が日本列島に横たわり 県内は天気不安定の日々続く
●少々雨が降っても夏の空気は抜けず 厳しい蒸し暑さも続く日々
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異例の暑さが続く中、週末は暑さの記録が塗り替えられました。
6日(土)は山口市内で最高気温36.9度を観測し、去年、塗り替えたばかりの9月としての観測史上最高気温の記録を更新。また、山口市内は、7日(日)も猛暑日となり、これが今年48日目の猛暑日。こちらも、去年の年間猛暑日日数47日を抜いて、観測史上最多記録更新となりました。



ただ、きょう8日(月)は、日本海から南下してきた前線の影響で度々急に活発な雨雲が湧きあがり、一時激しい雨となる所もあるなど不安定な空模様に。雨の影響もあり、極端な猛暑は抑えられる形となりました。



天気の主役が、南の夏の高気圧から、夏と秋の季節の境目、秋雨前線に変わりつつあります。今週は、この秋雨前線がしばらく日本列島を横切る形で停滞し続ける状態が続く見込みで、県内は度々気まぐれに雨が降りやすい、不安定な天気が続く日々となりそうです。



天気がぐずつく、ということで、これまでのような、猛暑日連発はさすがになくなってきますが、まだまだ連日30度以上の真夏日は続く見込みで、空気に湿気が多いことで、ムシムシした暑さが身体に堪える日々は続きます。



9月も中旬に入れば、平年ではそろそろ最高気温でも30度を下回る頃になる時期のはずなのですが、今年は夏の空気は少々雨が降った程度ですぐには抜けてくれません。



あす9日(火)も度々気まぐれに雨が降りやすい天気で、午後ほど雷を伴い、局地的に激しい雨の心配もあります。しかし、最高気温は33〜34度くらいの所もあり、空気に湿気が多く、かなり蒸し暑い状態が続きます。



あす9日(火)、県内には「熱中症警戒アラート」も出ています。晴れ間少なめでも、体力を消耗する蒸し暑さには油断せず、入念な暑さ対策をお願いします。



しばらくは秋雨前線が停滞することで、連日、曇りや雨と天気はスッキリせず、時折、やや激しい雨、雷などいっそう不安定な天気への注意も必要です。
雨が多少降っても、なかなか厳しい蒸し暑さはおさまらず、猛暑日まではなくても、連日、最高気温は30度は軽く超える日々となるでしょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)


(09/08 19:14 山口放送)

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