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ロアッソ熊本 10節を終え14位 大津高校出身のルーキー半代将都選手と戦いを振り返る(熊本県)



今シーズン4分の1となる10試合が終了した明治安田J2リーグロアッソ熊本。これまでのロアッソの戦いを大津高校出身で大卒1年目、期待のルーキー半代将都(はんだいまさと)選手とともに振り返ります。


リーグ戦3勝3分け4敗で14位につけるロアッソ。J1昇格へのカギとなるのが、今シーズン加入した大卒ルーキーのフォワード・半代将都選手(23)です。J1のクラブからもオファーがある中、高校時代を過ごした熊本でプロになる道を選びました。

■半代将都選手
「いろんな選手が『やるなら早く大木さんと出会ってやったほうが良いよ』って言っていた。ここなら成長できる自信があって」

大木武監督の下で力をつけ、ここまで全試合スタメン出場し、2ゴールをあげています。

■大木武監督
「ひとことでいうと、シャープで鋭さのある選手」

プロデビューを飾ったのは2月のシーズン開幕戦。アウエーで長崎と対戦したこの試合、ロアッソは先制するも3点を奪われ、2対3で敗れ勝利を逃しました。
■半代将都選手
「レベルが高かったし、何もさせてもらえなかった。ああいう試合で点を取れるようになっていくために、またここから頑張っていこうと」

しかし、その1週間後、早くもプロ初ゴールが生まれます。J1から降格してきた北海道コンサドーレ札幌を相手に、ディフェンダー阿部海斗選手からのクロスを押し込みゴール!ホーム開幕戦での今季初勝利に貢献しました。

さらに第5節、3月16日のモンテディオ山形との試合。1対3と敗れたものの、ディフェンダーのキャプテン岩下航選手のクロスに頭で合わせて得点をあげました。半代選手は、このプロ2点目のゴールが印象に残っているといいます。

■半代将都選手
「(岩下)航くんからいいボールが来たので、うまくボールに触れて、相手の前で触れたので、自分の中で良かったゴール。クロスの入り方が、練習でやっていた形ができたところが 自分でも良かった」

3試合勝ちがないなか迎えた第6節、3月23日のレノファ山口FCとの試合。前半終了間際に獲得したPKで、フォワードの塩浜遼選手が落ち着いてシュート。ロアッソは1点を守り切り、待望の2勝目をあげました。

勢いに乗りたいロアッソは次の第7節(3月30日)、J1から降格してきたサガン鳥栖との九州ダービーも3対1で制します。ただ、この試合、半代選手には決めきれなかった悔しいプレーがありました。
■半代将都選手
「ニアめを狙ったけど、早く振り過ぎてキーパーの正面行っちゃったので」

クロスにあわせてゴール前に抜け出したものの、キーパー正面で止められてしまいました。

10試合を終えた今、ルーキーの立場で見た課題とは。
■半代将都選手
「もう一皮むけないといけないとチームの皆が思っているので、勝ちきるチーム になるのは大事」

ストライカーとしての責任も感じていました。
■半代将都選手
「2ケタゴールを目標にして頑張ります。どんどんゴールを決めて、チャンスがあるならそれだけ決めて、チームを勝たせられる選手になっていきたい」

第10節終了時点で14位のロアッソは、24日に13位の藤枝とアウェーで、そして29日にはホームで首位の千葉と対戦します。

■半代将都選手
「ゴールは見て欲しい。熱い選手なので、泥臭い熱いプレーも見て、一緒に熱くなっていただけたら。ぜひ一度スタジアムに足を運んでください」

【スタジオ】
(永島由菜キャスター)
シーズンの4分の1を終えて14位。半代選手が話していた「勝ちきるチームになる」ためには、何が必要でしょうか?

(倉本彩キャスター)
実はロアッソと同じ勝ち点12のチームが現在8チームあり、J2リーグは混戦になっています。5月にかけての連戦で、いかに勝ち点を積み上げていくかがJ1昇格のカギとなります。

(04/23 19:10 熊本県民テレビ)

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