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【高校野球】平成唯一の三冠王 松中信彦氏の甥・佑真投手がルーテル学院に完投勝利(熊本県)



熱戦が続く夏の高校野球熊本大会は16日、ベスト8が出そろいました。八代工業対ルーテル学院の試合では、注目投手同士が緊迫の投げ合いを見せました。

2回戦で強豪九州学院を破り、勢いに乗る八代工業と第8シードルーテル学院の試合。

試合が動いたのは2回裏。八代工業は、ヒットや送りバントなどでランナーを進め、2アウト3塁の場面で8番、ピッチャーの松中。おじは元プロ野球ソフトバンクホークスの松中信彦さんです。松中の打球はアウトかと思われましたが、送球が逸れ1点を先制します。

八代工業は3回裏にもヒットとフォアボールで1アウトランナー1、2塁のチャンス。ここで4番中川がライト前ヒットを放ち、1点を追加。さらに、ショートゴロの間に3塁ランナーが生還してこの回2点目が入り、3回までに3対0とリードを広げます。

反撃したいルーテル学院は6回表、連打やデッドボールで満塁とした後、ファーストゴロの間に1点を返します。さらに2アウト満塁のチャンスを迎えますが、ここは八代工業のエース松中が踏ん張り、追加点はなりません。

2点ビハインドで迎えた6回裏、流れを変えたいルーテル学院はプロ注目のエース阿蘇品を投入。阿蘇品は140キロの速球と変化球を交え、連続で三振を奪うなど、圧巻のピッチングを見せます。

一方、八代工業のエース松中も試合の流れを渡さず。両エースの好投で、八代工業2点リードのまま9回に突入します。最終回、ルーテル学院はエース阿蘇品の2ベースヒットなどでチャンスを広げ、シード校の意地を見せます。しかし、あと1本が出ずゲームセット。エース松中が2試合連続で完投した八代工業が3対1でルーテル学院を下しました。

■八代工業・松中佑真投手
「エースとしての意地というか、気力という感じで投げました。下克上ということで熊工に勝って甲子園に行くのが目標」

■ルーテル学院・阿蘇品陽輝投手
「きょうは高校で一番良いピッチングができたかなと思います。将来はプロ目指して頑張りたいです」


【7/16(水)の結果】
■有明 6-3 熊本商
■熊本 3-0 城北
■熊本工 7-0 熊本北(7回コールド)
■八代工業 3-1 ルーテル学院


(07/16 20:34 熊本県民テレビ)

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