■店員をボンネットに乗せ逃走した車…専門家語る「万引き」の傾向(熊本県)
万引きを制止しようとした店員を、ボンネットに乗せたまま逃げようとした車。
運転していた男は事後強盗の疑いで逮捕・送検されました。このような「万引き」に遭遇した際、店側が気を付けることは。
23日、事後強盗の疑いで逮捕された熊本市北区徳王の無職甲斐吉秀容疑者(61)。
22日の夜、熊本市中央区のスーパーでビールなど約6000円分の商品を盗み店を出たとして男性店員に呼び止められました。甲斐容疑者は、制止しようとした店員を車のボンネットに乗せたまま約30メートル走行し振り落とした疑いで24日に送検されました。
■内藤有希子記者
「甲斐容疑者を乗せた車が熊本地検へと入っていきます」
今回の事件のきっかけとなったのは「万引き」。防止を呼びかける専門家は、全国的に万引きが増加傾向にあると警鐘を鳴らします。
■全国万引犯罪防止機構・土門敬佳事務局長
「当機構で推計した全国の万引き被害額は年間で約3460億円です。セルフレジや無人販売店を利用した万引きも目に付く」
また外国人の万引きグループによる被害が全国に広がっているといいます。そして「万引き犯」を見つけた店側の安全をどう守るのかも課題です。
■全国万引犯罪防止機構・土門敬佳事務局長
「大勢で対応することがまず大切人が多ければ暴れても逃げるのをあきらめることが多い」
全国万引犯罪防止機構では、万引き犯が車で逃げようとした際は、車の前後に入らずナンバーや特徴を控えて通報するよう呼びかけています。
(09/24 20:22 熊本県民テレビ)
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