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熊本労働局・金谷雅也局長が「労働時間の上限を緩和しよう」との議論に疑問を示す(熊本県)



熊本労働局の新しい局長に着任した金谷雅也さんが18日、会見し、労働時間の上限を緩和しようという議論に疑問を示しました。

熊本労働局の新しい局長に着任した金谷さんは52歳で、1997年に当時の労働省に入り、労働法制や、出向先の復興庁で福島県の復興支援業務を担当してきました。

金谷局長は物価高に負けない賃上げにしっかり取り組むとともに、人口が減少する中で働き方改革がこれから更に重要になるとして重点的に取り組みたいと話しました。

その上で、現在、一部の政党などで労働時間の上限の緩和が議論されていることについては「経団連の会長と連合の会長が決めたことを政府が勝手にひっくり返すようなことはちょっとどうなのかというのが私の率直な感想です。」と述べ、労使の交渉の歴史を尊重すべきと強調しました。

(07/23 16:00 熊本県民テレビ)

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