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■【神秘】"流氷の天使"ｸﾘｵﾈが天草の海に数万匹?｢1匹だとかわいいけど…｣謎の生物が大量発生(熊本県)

天草の海に､ｸﾘｵﾈのような生物が大量発生しています｡赤っぽい色をしたこの生物は､｢ｸﾘｲﾛｶﾒｶﾞｲ｣という巻き貝の仲間です｡大量発生した様子をｶﾒﾗがとらえました｡

映像が撮影されたのは､天草市牛深町の築ﾉ島付近の海域です｡5月26日に｢牛深ﾀﾞｲﾋﾞﾝｸﾞｽｸｰﾙﾌﾞﾙｰｱｰｽ21くまもと｣を営む水洗壽男さんが撮影しました｡

ｶﾒﾗがとえたのは､｢ｸﾘｲﾛｶﾒｶﾞｲ｣｡5ﾐﾘほどの貝殻を持ち､温熱帯海域に生息しています｡翼のように発達した足で海の中を漂うように泳ぐ姿は､｢流氷の天使｣と呼ばれるｸﾘｵﾈに似てます｡実際､ｸﾘｵﾈの"遠い仲間"にあたるそうです｡

そして､ｶﾒﾗの先にいたのは､ｸﾘｲﾛｶﾒｶﾞｲの大群です｡繁殖のために集まったのではないかと話す水洗さん｡20年以上天草の海に潜っていますが…｡

■水洗壽男さん
｢これだけ大量のｸﾘｲﾛｶﾒｶﾞｲは初めて見ました｣

この日､東京からやって来たのは伊藤遼さん･希実さん夫妻｡この海で｢水中結婚式｣を挙げたのですが､海に潜ったところ､大量のｸﾘｲﾛｶﾒｶﾞｲに遭遇しました｡珍しい祝福を受け､忘れられない結婚式になったのでしょうか?

■伊藤遼さん･希実さん夫妻
｢1匹だとｸﾘｵﾈみたいでかわいいんですけど､あんなにたくさんいるとちょっと気持ち悪い(笑い)｣

この映像を､上天草市にある海中水族館ｼｰﾄﾞｰﾅﾂの河野壮志館長に見てもらいました｡
■海中水族館ｼｰﾄﾞｰﾅﾂ河野壮志館長
｢うわｰ…いや､すごい数ですね…｣

どうして大量発生したのでしょうか?
■海中水族館ｼｰﾄﾞｰﾅﾂ河野壮志館長
｢時期的に､暖流に乗って北上していって西側の風､南西の風が沿岸に押し寄せることで漂着したのかもしれない｣

実は､天草市御所浦町付近でも漁師がｸﾘｲﾛｶﾒｶﾞｲの大群を目撃しています｡これまでに漁への被害は確認されていないということですが､海の中には､まだまだ私たちが知らない神秘的な命が息づいています｡

(05/28 19:06 熊本県民ﾃﾚﾋﾞ)

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