■「リハビリ行った」技士が虚偽の記録 多良木病院職員に停職6か月の処分(熊本県)
リハビリを受けていない患者にリハビリを行ったと虚偽の記録を残し、病院に対し患者と健康保険組合に計2万円あまりを請求させたとして、多良木町の公立多良木病院の男性技士が停職6か月の懲戒処分を受けました。
5月14日付で停職6か月の処分を受けたのは、公立多良木病院に勤務する男性技士(39)です。病院を運営する企業団によりますと、男性技士は2022年度から去年12月までの約3年に渡り、予定が変わって行わなかった入院患者へのリハビリをしたと病院のシステムに虚偽の記載をして、患者7人と健康保険組合に10件分 計2万円あまりを支払わせました。
患者は退院時に入院費と一緒にリハビリ料金を請求されるため気づいていなかったということです。去年12月、ほかの職員が患者が病院にいなかった日にリハビリの記録があることに気づき発覚しました。
病院の調べに対し男性技士は「リハビリを実施していない事はわかっていたが、システムに記載されていた予定を変更するのが面倒だった」と話し、5月14日付で依願退職したということです。企業団はすでに患者に返金し「地域住民の信頼回復に努め、質の高い医療を提供できるよう尽くしてまいります」とコメントしています。
(05/30 18:54 熊本県民テレビ)
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