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九州で初開催「和食展」江戸時代のファストフードも紹介 カレーは和食?参加型の展示も(熊本県)



熊本市現代美術館で開催中の「和食展」。そのの魅力を3回にわたってお伝えします。時代とともに様々な変遷を遂げてきた和食には、実は意外と知らない魅力が盛りだくさんです。


全国8か所を巡回し、九州では初めての開催となった「和食展」。熊本市現代美術館には開幕から約1か月半で1万5千人以上が訪れました。

約400の展示を通して、縄文時代から近代の和食の変遷を見ることができます。

■平井友莉アナウンサー
「会場では江戸時代の食文化を紹介するフォトスポットもあります。こちらは天ぷらの屋台、そしてすしの屋台まであります」


生魚ではなく、漬けや酢締めなど下処理したネタをおにぎりのような大きさで提供していたそうです。当時のすしは手軽に食べられるファストフードとして親しまれ、発展しました。


また、幅広い和食の概念を考える参加型の展示もあります。例えばインド発祥のカレー。近代以降、家庭料理や軍隊食として広まりました。これは…和食でしょうか?ほかにも明治時代以降、庶民に浸透したラーメンや、大正時代に大阪の洋食店が開発したオムライスは…和食?会場では来場者の回答がリアルタイムで反映されます。

様々な変遷を遂げてきた和食ならではの多様なとらえ方が垣間見えます。

■訪れた人
Q和食とは?
「日常ですか、なくてはならないものです。日本人でよかったなって、専門性に優れていてすごいと思います」

和食の魅力を探る展覧会は9月23日まで、熊本市現代美術館で開催されています。

(09/05 19:30 熊本県民テレビ)

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