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追突事故を起こした熊本市電の運転士 追従速度の技能検定を受けておらず(熊本県)



追突事故を起こした熊本市電の運転士が、速度に関する技能検定の一部を受けていなかったことがわかりました。

熊本市電では2025年3月、乗客と乗員計15人が骨折や打撲などのけがをする追突事故が起きました。
この事故で、追突した車両の運転士が車両の後ろを走る「追従」の速度に関する技能検定を受けていなかったことが明らかになりました。

交通局によりますと運転技能の検定は25項目あり、年に一度、全ての運転士を対象に営業時間内に行われています。しかし追従時の速度の項目については、検定中に前を走る車両があるときしか行わなかったということです。
このため、ほかにも追従の検定を受けていない運転士が複数確認されています。

未受検は事故後に行われた九州運輸局の保安監査で明らかになり、7月18日に示された改善指示書でも指摘されています。交通局は検定を営業運転中に行わないことや検定項目を増やすなどの再発防止策を講じています。


(07/25 20:22 熊本県民テレビ)

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