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【百日せき】熊本でも流行 今年の感染報告数はすでに去年1年間の2倍超える(熊本県)



全国的に急増している「百日せき」。熊本でも、4月6日の時点ですでに去年1年間の報告数を上回っています。

細菌によって発病する百日せき。長い間、激しいせきの症状が続き、くしゃみやせきの飛沫を通して人にうつる感染症です。全国的に急増する百日せきは、熊本でも報告が増えています。県内では2019年に400件近く報告されていましたが、コロナ禍に入り急速に減少。去年も年間50人に満たない報告でした。しかし、今年は4月6日までに92件となり、すでに去年1年間の2倍を超えています。

医師は、コロナ禍で徹底されていた感染対策が減ったことも一因とみています。
■すえふじ医院 末藤久和院長
「今日も実は1人、(百日せきの)検査に出したところです。(百日せきは)やはり乳幼児が かかると大変です。せき込むことによって眠れないとか、呼吸困難に陥る、それで窒息みたいなことが起こったりする。呼吸状態が怪しいような、そういうせきが妙に長引くという時には、医療機関を受診していただいて、検査をする(ことが大切)」


小さな子どもの百日せきは重症化しやすく、肺炎などの合併症を引き起こすと命にかかわることもあります。末藤医師によりますと、幼少期に三種混合ワクチンか四種混合ワクチンの接種で重症化を防ぐことができるということです。

熊本県は、ワクチン接種のほか、手洗いやうがい、マスクの着用など、基本的な感染対策を心がけるよう呼びかけています。

(04/10 17:41 熊本県民テレビ)

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