■長射程ミサイル健軍駐屯地に配備へ 九州防衛局が県・熊本市に説明(熊本県)
防衛省は初めての国産の長射程ミサイルを熊本市の健軍駐屯地に配備すると明らかにしました。29日、九州防衛局長が木村知事や大西市長に計画を説明しました。
■九州防衛局・伊藤和己局長
「我が国の領域を守りぬくため、脅威圏の外から対処するスタンドオフ防衛能力を抜本的に強化し我が国への武力攻撃に対する抑止を向上させることが必要」
九州防衛局の伊藤和己局長は29日に木村知事の元を訪れ、熊本市の健軍駐屯地にある第5地対艦ミサイル連隊に長射程ミサイルを配備する計画を説明しました。
配備されるのは、地上発射型の国産ミサイル「12式地対艦誘導弾」を改良し射程をのばした「能力向上型」です。他国の基地など、日本を攻撃しようとする相手を射程圏外から反撃することができます。木村知事は「知事としてはミサイル配備の是非を述べる立場にない」とし「住民に対する丁寧な説明と情報提供を求めたい」と述べました。
この後、伊藤局長は熊本市の大西一史市長を訪ねました。大西市長は伊藤局長に住民相談の窓口を早い段階で設置するよう要望しました。長射程ミサイルは、健軍駐屯地に来年3月までに配備される予定です。
(08/29 19:48 熊本県民テレビ)
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