■愛好家が熱いバトル! 金魚の王様「らんちゅう」の品評会【徳島】(徳島県)
「金魚の王様」とも呼ばれる「らんちゅう」、その美しさを競う品評会が9月7日、松茂町で開かれました。
自慢の「らんちゅう」を持ち寄った、愛好家によるバトルにカメラが密着しました。
■愛好家の熱気でムンムン!
(佐々木気象予報士)
「午前9時半の松茂町・マツシゲートです。秋とは思えないようなギラギラした日差しが照りつけている会場ですが」
「すでに参加者がたくさん集まっていまして、熱気にあふれかえっています」
(参加者)
「岡山(から来た)。選手でいうたらスタートラインについたとこ、東の大関(優勝)とりたい 」
(広島からの参加者)
「上位5番です」
(佐々木気象予報士)
「上位5番には入りたい?」
(広島からの参加者)
「うん 、ハハハ」
「きょう(連れてくるのに)一番いいと思って」
(佐々木気象予報士)
「元気がありそうですね」
(広島からの参加者)
「うん」
「金魚の王様」とも呼ばれる「らんちゅう」。
9月7日、松茂町で徳島愛錦会主催の品評会が開かれ、県内外の愛好家55人が自慢の「らんちゅう」を持ち寄って、その美しさを競いました。
(佐々木気象予報士)
「今年の出来は?育ちぐあいは」
(兵庫からの参加者)
「順調ですね、順調、泳ぎとか形(がいい)」
(佐々木気象予報士)
「目指すは?」
(兵庫からの参加者)
「20番ぐらい」
(佐々木気象予報士)
「ベスト20には入りたい?」
(兵庫からの参加者)
「そうですね」
品評会は2025年に生まれた「当歳魚」が2部門、さらに「二歳魚の部」、3歳以上の「親魚の部」の4部門で争われます。
出品者は、ビニールやバケツに入れて丁寧に運んできた自慢の「らんちゅう」を、部門ごとに分けられた器の中に放します。
自分が育てた「らんちゅう」がライバルと比べてどうか、審査が始まる前から緊張感が漂います。
(佐々木気象予報士)
「お父さんの金魚、どれかわかるんですか」
(香川からの参加者)
「行方不明です」
(佐々木気象予報士)
「出品されている方でも、見失うほど?」
(香川からの参加者)
「だいたい分かるんやけど、卵からかえして育てとるけん」
「自分の子どもを見るのと一緒で、子どもが100人おっても自分の子がわかるのと一緒」
(佐々木気象予報士)
「午前10時10分審査が始まりました、神妙な面持ちで金魚1匹1匹を真剣に見ています」
この日のエントリーは全部で259匹、審査員が、頭や胴体、尾が整っているか、鱗の並びや色艶がきれいかなどを見極め仕分けていきます。
(佐々木気象予報士)
「今審査が行われている真ん中の大きな洗面器、ここからより良いもの、より優れたものはこちらの洗面器に」
「そしてその中からさらに良いものは、こちらにという風に審査が進んでいます」
「まだこちらには一匹も入っていません。一番乗りは一体どの金魚なんでしょうか」
審査開始から約15分、ついに決勝の舞台に上がる金魚があらわれました!
(佐々木気象予報士)
「入りました!今一番乗りのらんちゅうが元気よく泳いでいます」
結局、優勝を決める洗面器には6匹が入り、その中から優勝にあたる「東大関」の「らんちゅう」が選ばれました。
(佐々木気象予報士)
「今、金魚が東大関と書かれた洗面器に入れられました」
「当歳魚 小の部」で優勝したのは、香川県の岩崎正樹さんの「らんちゅう」でした。
(当歳魚小の部 東大関・岩崎正樹さん)
「うれしいです」
(審査員)
「小の部でも大きいタイプ、泳ぎも軽やかで欠点もないし」
つづいて「当歳魚 大の部」の審査も行われ、岡山県の村上暢彦さんが、2024年に引き続き優勝2連覇を果たしました。
(当歳魚 大の部・村上暢彦さん)
「うれしいですね、素直に。とりあえず大きくすること」
(佐々木気象予報士)
「どうやって大きくしたんですか?」
(当歳魚 大の部・村上暢彦さん)
「水換えと餌やり、水は中一日」
つづいてこちらは「二歳魚の部」で優勝した「らんゅう」、泳ぎ方に注目です。
(日本らんちゅう協会 西部本部・牧敬剛 本部長)
「まっすぐスーッと泳ぐ、バタバタ泳がない」
「普段から洗面器の中で泳がす訓練とか、持って生まれたいいところですね」
約2時間半かけて審査が終了、各部門の受賞者が決まりました。
(表彰式)
「表彰、親魚の部 東大関・川村和己殿、おめでとうございます。副賞 今夜は焼肉です」
(徳島県愛錦会・井上隆 会長)
「みんな年々腕を上げておりますんで、この大会で洗面器にのったらパワーが出てくるというか」
「次はもっと上を目指そうと、力を入れているんだと思います」
すいすい〜と、涼しげに泳ぐ「らんちゅう」
その美しさの裏には、参加者たちの情熱が注がれていました。
(09/10 18:02 四国放送)
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