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ようこそ「ヒメシャガ」の森へ 神山町で満開【徳島】(徳島県)



国の準絶滅危惧種に指定されている「ヒメシャガ」の花が、今、神山町で見ごろを迎えています。

5月19日、佐々木さんが訪ねました。

(佐々木・気象予報士)
「徳島市から車でおよそ1時間半、神山町上分にやってきました」
「いやー、緑がまぶしい季節になってきました」
「きょうは思いっきり、自然を楽しみたいと思います」

訪ねたのは、四国山岳植物園「岳人の森」。

こちらでは、約300種類の植物を見ることができます。

(佐々木・気象予報士)
「おはようございます」

(岳人の森 管理人・山田充さん)
「はい、おはようございます」

標高約1000メートルに広がる園内を、オーナーの山田充さんに案内してもらいます。

(岳人の森 管理人・山田充さん)
「花の状態は今丁度よくなっていますので、満開のヒメシャガを楽しんでいただければと思います」

(佐々木・気象予報士)
「ちょっと、標高あるだけにひんやりしますね」

(岳人の森 管理人・山田充さん)
「そうですね、過ごしやすい気温ですね」

(佐々木・気象予報士)
「なんか、紫のかわいらしいお花ありますね」

(岳人の森 管理人・山田充さん)
「沢山咲いているでしょう、これがまあ少しなんですけど、ヒメシャガです」

(佐々木・気象予報士)
「あ!、これヒメシャガですか」

(岳人の森 管理人・山田充さん)
「これ、ヒメシャガです」

(佐々木・気象予報士)
「もうこんな入り口で出会えちゃうんですね」

(岳人の森 管理人・山田充さん)
「車を止めれば、すぐ見えるような場所にあります」


ヒメシャガは、環境省のレッドデータブックで「準絶滅危惧種」に指定されるアヤメ科の植物で、今の時期、淡い紫色の可憐な花を咲かせます。


「シャガ」の花より小ぶりで、形が似ていることからこの名がつけられたんだそうです。

(香川からの見物客)
「いやあ本当にかわいいですね、日本でも珍しい植物ですし、ぜひカメラに納めたいと思って」
「ばーっと一面咲いてて、これを知らずに来たんですけど、すごいいいいロケーションで」
「紫の花は結構あるんですけれど、その中でもちょっと独特なような感じがします」

とっておきの場所に案内してもらいました。

(佐々木・気象予報士)
「うわあもう見事ですね」
「あたり一面ですね」

(岳人の森 管理人・山田充さん)
「はい」

(佐々木・気象予報士)
「見事」

(岳人の森 管理人・山田充さん)
「この群生が一番広い、群生のエリアですね」

(佐々木・気象予報士)
「ヒメシャガの森に、迷い込んだみたいな」

ヒメシャガの花は、咲いてからわずか2日ほどで散ってしまいます。

そんなはかない美しさが、人々を魅了するのかもしれませんね。

お花を楽しんだ後は、山田さんが腕を振るうレストハウスへ。

周辺の山でとれた、わらびで作ってくれたのが…。

わらび餅。

抹茶とセットでいただきます。

(佐々木・気象予報士)
「んっつ!」
「まず、ぷるっとした舌ざわりが楽しくて、そのあとわらび餅がすーっと溶けました」
「これは、ここでしか食べられない味ですね、美味しいです」


素敵な花に心を癒され、ゆったりと穏やかな時間が流れます。

大自然の空気を吸って、身も心もリフレッシュできました。

岳人の森のヒメシャガは、今週いっぱい楽しめるということです。
(5月21日現在)

(05/21 18:17 四国放送)

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