■「売り切れの書店も」舞台の県南や書店から喜びの声 「藍を継ぐ海」が直木賞【徳島】(徳島県)
直木賞の受賞を受け、舞台となった県南や県内の書店からは喜びの声があがっています。
美波町の図書館では「藍を継ぐ海」が直木賞にノミネートされてからおすすめコーナーを設け、PRしてきました。
( 美波町日和佐図書・資料館橋 村百恵 館長)
「『藍を継ぐ海』に関しては(2冊)全て貸し出し中になっています」
「(反響すごいですね)すごいですね」
「なんか自分のことのように嬉しいっておっしゃられる住民の方もいらっしゃいますし、こちらを利用してくださる方もおめでとうございますって、図書館の職員にも声かけていただいています」
(美波町PRキャラクター「かめたろう」こと徳永聖二さん(60))
「すっごいビックリしたと同時に、すごい嬉しかった。朝の連続テレビ小説で「ウェルカメ」が決定しましたっていう時もすごいムーブメントになった。それからしばらく静かな時期があって、またカメさんのおかげで美波町盛り上がってるのはすごい嬉しい」
(日和佐うみがめ博物館カレッタ 平手康市 館長)
「美波町はウミガメの産卵する場所と生活するエリアが非常に近いというところで、住まう人たちがどういう想い、どういう考え、そしてどういう歴史でウミガメと付き合ってきたか、今後どういうふうに付き合っていくべきなのかということを、ウミガメとあまり関わりない地域の方々にもそれを理解していただけるようになったらいい」
(美波町 影治信良 町長)
「今年ウミガメ博物館のカレッタが、リニューアルをすることにもなりますし、日本ウミガメ会議も今年11月に美波町で行われるということも決まってますので、非常に嬉しいニュースと思ってる」
徳島市の紀伊國屋書店では、受賞のニュースを知りさっそく買いに来た人も。
(お客さん)
「きのう夜決まったんよねこれ。それで買いに来ました。あんまり本読まないんだけど、徳島のこと書いてるから、気になって買いに来ました」
(紀伊國屋書店 徳島店 小澤康基店長)
「発表になった瞬間『うわっ』ていう声が出ました。ノミネートされてからはやはりすごく(販売の)動きが良くなって、県民の方の注目っていうのはすごく高いなと思いました」
この書店では、きょう昼前に売り切れとなりました。
別の書店でも。
( 店員)
「店頭分はすべて売り切れとなっておりまして、1月下旬に再入荷予定となっております」
こちらの店では、先月26日に30冊を仕入れましたが1週間ほどで完売、今月13日にも30冊を仕入れましたが、4日ほどで売り切れたそうです。
(予約に来た人)
「予約しました。いつも直木賞とる小説は買って読むようにしてるので毎年、今年も」
Q直木賞受賞作が無い状況は珍しい?
「そうですね、初めてです。やっぱり地元のお話なのでっていうことじゃないでしょうか」
(平惣 徳島店 八百原勝店長)
「入ってきてもまたそれが売れて、もう一回追加が来て、また売れてっていうのが今繰り返してる状態になってます」
「徳島が舞台の小説がもう1作ノミネートされてたり、『音のない理髪店』があったりとか、結構話題になっているので、すべての徳島県の作品をこの作品を中心に盛り上げていきたいと思ってます」
(01/16 18:27 四国放送)
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