■「給与から天引きされている部分をもう少し…」一票に込める思い&ィ価高に子育て世代は? 福島(福島県)
事実上の政権選択選挙とも言われる、今回の参院選、いよいよ投票が今週末に迫りました。「ゴジてれChu!」では先週から県内の様々な立場の人に一票に込める思い≠聞いています。きょうは、あるゆるモノの値段が高騰し家計の大きな負担となる中、子育て世代が今、どんな思いを抱えているのか取材しました。
福島では、現職と新人、あわせて5人が立候補した今回の参院選。県民は、一票にどんな思いを込めるのか…。お話を聞くのは郡山市に住む松井さんご家族。パパの淳(46)さんと、ママの知花さん(37)。それに長男で3歳の紅鷹くんと次男で1歳の駿羽真くんの4人家族です。
■ママ・知花さん
「上の子は虫が大好きで」「下の子も粘土デビューはすごく早くて、粘土大好きだよね」
パパとママは共働きで、駿羽真くんが1歳になるまでともに育休を取っていました。ただ…
■ママ・知花さん
「実家が遠いので、主人の育休は必須だなと思って、取ってもらってありがたかったが、まだまだ取れない人も多い社会だと思いますし」
■パパ 淳さん
「色々な不安を抱えて育児休暇を取らなければいけないというのがあったというのが事実」
2023年度男性の育休取得率は初めて3割を超え、ひと昔前と比べると男性も育休をとりやすい環境が広がりつつあります。一方で、いまだに収入面や職場の理解などで育休をとることに不安を感じてしまう人が多いのも現状です。そして、子育て世代を直撃しているのがあの「問題」です。
■パパ 淳さん
「ことしの1月、2月の電気代がものすごい高くて額面見てびっくりするくらい。なのでそういうところもかなり家計の負担が大きい」
■ママ・知花さん
「お米は高い… 本当に高くて、でも買わないとやっていけないし」
電気料金にガソリン代…さらには食品など生活に必要なあらゆるモノが値上がりし、家計を圧迫している「物価高」。帝国データバンクによると食品の値上げはおととし3万品目を超え、去年も1万2千品目と今後も値上げラッシュが続くとみられています。(2023年:3万2396品目2024年:1万2520品目)
相次ぐ物価高が家計を直撃する中、この日、近くの青果店に買い物に訪れた松井さん一家。
■ママ・知花さん
「基本的に野菜とかお魚、新鮮なものが多いので」「ここにいつも買い物に来ています」
♪ママ・知花さん
「え、たまねぎ安いじゃん」
育児用品などの支出も多い子育て世代。家計の負担を少しでも軽くするため、買い物にも工夫は欠かせません。
■ママ・知花さん
「安いものがそれぞれのスーパーで違うので、牛乳はここ、納豆はこことか、だいたい週に一回、まとめ買いして4軒くらいハシゴするときもあります」
物価高への対策として今回の選挙でも減税や給付が大きな争点となっていますが…
■パパ 淳さん
「給付をいただけるのはすごくありがたくて助かるが、長期的にみて一時的な給付よりは税金を減らしてもらうとか、社会保険料、給与から天引きされている部分をもう少し軽減してもらった方が手取り部分が残るので」
子育て世代の松井さんは一票にどんな思いを込めるのでしょうか。
■パパ 淳さん
「子どもが食に困らず安全に生活していける環境を!」「お米が高くて子どもにもご飯をたくさん食べさせてあげられないような状況が続いているのでそれが解消できるのが望ましいと思って」
■ママ 知花さん
「安全なものをできれば安く手に入るような環境を作ってもらえたら」
はたして、政治は子育て世代のこうした声にどう応えるのでしょうか。参議院選挙は今月20日、投開票です。
(07/14 18:51 福島中央テレビ)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)