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市町村の防災担当者が集落孤立への対応を柱とした「防災・減災の方針」を共有し防災力強化へ 男鹿半島などの大規模地震を想定 秋田県(秋田県)



県は男鹿半島などでの大規模地震を想定し、集落孤立への対応などを柱にした「防災・減災の方針」をこの春決定しています。

20日は各市町村の防災担当者を集めた会議が開かれ、県の方針を共有した上で地域の特性も反映させて更なる防災に繋げていくことを確認しました。

県総務部 萩原尚人危機管理監
「想定外を作らない十分な備え。あるいは適時適切な対応が求められてる所であります」

この会議は、県をはじめ市町村や各消防本部の防災担当者などを集めて定期的に開かれています。

今回は男鹿半島などで大規模な地震が起きた際の、県の「防災・減災の方針」を確認するとともに、様々な意見交換も行われました。

去年元日の能登半島地震では、道路の寸断による集落の孤立について様々な課題が浮き彫りになりました。

これを受けて県は地理的な条件が似ている男鹿半島などでの防災対応について、孤立集落の対策、避難所での環境改善などを柱に掲げた防災・減災の方針を策定しています。

ただ地域によって、人口規模や、環境、地理的条件が異なります。

県の担当者は「方針に基づいた上で自分たちの地域の特性を明確にするとともに、ほかの地域を参考にして、全体的な防災力の向上に努めてもらいたい」と考えています。

県総合防災課 小野寺智康課長
「自らの地域についてどういった障害があるかといった所を把握された上で、個々の地域に応じた災害対策というのを日頃から考えておいていただけるかというふうに考えてございます」

県は来月、各市町村に対して個別の聞き取りをはじめます。

今度はそれを改めて情報共有して、県全体で一層の防災力強化を図りたい考えです。

(05/20 18:10 秋田放送)

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