NNNニュース

冬の伝統行事「横手のかまくら」 開催日を2月第2金曜・土曜に変更へ 誘客促進と住民の参加しやすい環境づくり目指す 秋田・横手市(秋田県)



毎年2月の15日と16日の2日間開催される秋田を代表する冬の伝統行事横手のかまくらが、来年から試験的に2月の第2金曜日と土曜日に日程が変更されることになりました。

誘客の促進を図るとともに、もてなす地元の人たちがより参加しやすい環境づくりを目指します。

かまくらを主催する横手市観光協会は17日、記者会見を開き、開催日を2029年まで試験的に2月の第2金曜日と土曜日に変更することを発表しました。

横手市観光協会 橋淳 会長
「週末開催にすることで、たくさんのお客様により来ていただけるようなことになると思います。横手地域の経済にも寄与するのではないかと」

横手のかまくらは、水の神様をまつり五穀豊穣などを願う小正月の伝統行事で、約450年の歴史があるとされています。

毎年2月15日と16日の2日間開催されてきた かまくら。

2020年以降はコロナ禍による中止を除いて、平日に開催された2023年と2024年の来場者が10万人台にとどまったのに対し、週末の土曜日、日曜日に開催された2020年と今年は来場者が20万人を上回りました。

2月15日と16日に開催し始めたのは1958年です。

60年以上続いてきた開催日を週末へ変更することで、誘客の促進を図ることはもちろんですが、もてなす側の地元の人たちがより参加しやすい環境づくりも目指します。

横手市観光協会 和泉慎太郎 雪まつり委員長
「かまくらの場合は子どもたちがメインになりますので、金曜日、出校日で出て午後からかまくらに参加して、土曜日出校日にしていただいて、また午後から接待をして日曜日はお休みというのが一番いいのではないかということで、たぶん20年以上は検討っていうかこうした出来れなばなっていう 話はしていたと思います」

週休二日制の定着や働き方改革など社会環境が大きく変化する中、長年続く伝統行事も時代に合わせた開催方法の模索が続けられています。

(07/17 18:30 秋田放送)

TOP

Copyright(C)NNN(Nippon News Network)