■秋田県の2025年度当初予算案 佐竹知事による最後の知事査定始まる (秋田県)
知事が県の来年度当初予算案を審査する知事査定が始まりました。今回が最後の査定となる佐竹知事。予算案は最低限必要な経費を盛り込んだ骨格編成となる見通しです。
4月の任期満了で退任することを表明している佐竹知事。当初予算案の査定は今回で最後となります。21日=来週火曜日まで、総額1060億円、合わせて65の事業を精査します。
初日の16日は大規模災害が発生した際、避難所に設置する簡易シャワーや組み立て式のキッチンなどの購入支援事業について県の担当者から説明を受けました。
県は県北、中央、県南の3つの地域ごとに防災拠点となる施設の機能強化を進める計画で、それぞれのエリアにある道の駅や県の施設で防災用品を充実させることにしています。
簡易シャワーは来年度、県内で3台導入することが検討されています。
佐竹知事「1機どのくらいすんだ?」
県職員「1全部(浄水器やテントがセットになって1つ)で580万とか600万とかするっす」
佐竹知事「まあやっぱりな、最大でな10ぐらいは用意した方がいいな。年間でな。何年かでな。」
県職員「五城目町でも5台大雨の時に提供してもらってます。使ってますので。」
佐竹知事「3台では足りないんだな」
導入が検討されている簡易シャワーは、去年の能登半島地震でも利用されました。
ろ過装置が付いていて、少量の水でも繰り返し利用できるメリットがあるということです。
県は避難が長期化した場合でも衛生環境の悪化を抑え、災害関連死を防ぎたい考えです。
佐竹知事「災害なると汚れるべ。やっぱり、洗えば気持ちもすっきりするもんな」
県知事選挙を控えているため、来年度の当初予算案は最低限必要な経費を盛り込んだ骨格編成となる見通しです。
佐竹知事による最後の査定を経た予算案は来月3日に始まる県議会で審議されます。
(01/16 17:54 秋田放送)
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