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秋田大学医学部附属病院で医療事故 術後のがん転移の発見が遅れる(秋田県)



秋田大学は、がんで左の腎臓を摘出した60代の男性について、その後、背骨へのがんの転移の発見が遅れた医療事故が発生したと明らかにしました。

半年ごとに3回、複数の医師がCT検査の画像を確認していましたが、「再発・転移なし」と診断されていました。

医療事故が起きたのは、秋田大学医学部附属病院です。

秋田大学によりますと、県内在住の60代の男性は、腎細胞がんで左の腎臓の摘出手術を受けました。

その後、おおむね半年ごとに3回、CT検査を受け、泌尿器科と放射線科の医師から「再発・転移なし」と診断されていました。

しかし、去年、右肩の痛みやしびれが出たため、近くの整形外科を受診後、附属病院を紹介され、整形外科医がCTを確認したところ、背骨への転移が明らかだったのにも関わらず、見落とされていたことが判明しました。

男性は、手術を受け、現在も治療を継続しています。

秋田大学は、入念な画像確認を徹底することや、AI・人工知能の活用を検討するなど、再発防止に努める方針です。

(05/14 15:53 秋田放送)

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