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県内の農地の32%が後継者見つからず…全国平均より高い割合 農水省のまとめで厳しい実態が改めて浮き彫りに 秋田(秋田県)



10年後の担い手が決まっていない県内の農地が、3割余りに上ることが農林水産省のまとめでわかりました。

都道府県別の集計が公表されるのはこれが初めてで、秋田は全国平均と比べてわずかに高い割合でした。

農林水産省は、農地の活用方法や担い手について市町村ごとに「地域計画」を策定することを求めていて、それに基づき集計した都道府県別の実態を初めて公表しました。

県内で地域計画が策定されている農地のうち、今年4月末時点で10年後の担い手が決まっていないのは4万7,000ヘクタールで、全体の32.0%でした。

全国平均の31.7%と比べてわずかに高く、東北では上から4番目でした。

国は、担い手の確保が進まない要因の一つとして山間部やその周辺で農地の集約が難しいことも挙げていて、農業県の秋田でも3割余りの農地で後継者が見つからない厳しい実態が改めて浮き彫りになっています。

(09/10 18:16 秋田放送)

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