■陶芸家で人間国宝の今泉今右衛門氏の作品展が開幕 伝統の技法でつくられた80点を展示 秋田県での開催は13年ぶり 秋田市(秋田県)
陶芸家で人間国宝の十四代 今泉今右衛門さんの作品を集めた展示会が秋田市で始まりました。
県内では13年ぶりとなる開催で、会場には秋田開催を記念して作られた花瓶も並んでいます。
秋田市の西武秋田店で21日に始まった十四代 今泉今右衛門展。
陶芸部門では史上最年少で人間国宝に認定された今泉今右衛門さんが手掛けた花瓶や食器など約80点が展示されています。
作品に施されているのは、江戸時代から続く有田焼の最高峰、色鍋島の技法のひとつ「墨はじき」です。
模様を墨で描き、その上から絵具で色をつけ焼くと墨の部分だけが燃えるため、模様が白抜きで浮かび上がるといいます。
鴨下アナウンサー
「その墨はじきの技法をつかって十四代目が生み出したのが雪花墨はじきという技法です。色の異なる白で模様が浮かびあがっています。」
こちらは、秋田開催を記念して作られた花瓶です。
季節の花と稲穂が描かれ、白い部分には、雪花墨はじきの技法でふきのとうも。
午前中、あっという間に買い手がつきました。
「人間国宝 十四代今泉今右衛門展」は、27日の来週火曜日まで、秋田市の西武秋田店で開催されています。
24日、25日は本人が来場して作品の解説を行うということです。
(05/21 17:41 秋田放送)
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